白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~
酔ってきたのか、隣の女性が俺に体を寄せて来た。
俺は酔いが一気にさめた。
俺の体は直のもんなんだ。
俺の太ももに触れていいのは、直だけ。
どうして勝手に俺の太ももに・・・・・・
「こらこら。俺を誘惑しても何も出ないよ」
冗談っぽく手を払いのけた。
「かっこいいのに、真面目なんですね」
また手を乗せてきた。
「いやぁ、俺奥さんに惚れてるんですよ。だから・・・・・・」
その女性は、そういう所もまたいいですねと言って体を寄せてきた。
「そろそろ、俺は・・・・・・」
俺が時計を見て、立ち上がろうとすると、喜多先生も俺を見て腰を上げた。
「そうだな。俺も家で仕事しなきゃいけないし」