しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~


確かに、あの時は一生懸命で、これしかない、と自負していた。


ハッ……。

バカだな、あたし。


乾いた笑いが出てくる。


こんなもの……。

何を一生懸命考えていたんだろ。


今度は、涙...…。


頬を伝い、『R・E計画』の文字を、滲ませていく。


どうして……。



守れると思った。

きっと、笑ってもらえるんだって思った。


あの夢は、正夢になるんだって、信じてた。

バカだなと思いながらも、私は必死だった。



レオくん…。


私の気持ちは、届かなかった。





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