しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
ごめん。 と、地面に言葉を落とす壮吾。
好きだった。
守ってやりたかった。
全部、過去形だね、壮吾。
「わかった。もう、いいよ。壮吾。壮吾の気持ちはすごくわかったから。隠さず、全部話してくれてありがとう」
壮吾の顔が、私に向いた。
柔らかい街灯に照らされた顔が、少し濡れている。
泣かないで、壮吾。
私も、もう泣かないから。
強くなるから。
壮吾の気持ちが整理できるまで、私はずっと待ってるから。
時間がかかってもいいよ。
待ってるから。
だから。
「別れよう、壮吾」
今は、一緒にいちゃいけない。
壮吾の答えが出るまで、別々の道を歩いて行こう。
壮吾
バイバイ。