しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
『え……?』と、彼女達の表情が引きつった。
私も、ちょっと驚いた。はっきりとこんな事が言えるなんて……。
「きついことを言うようだけどさ、彼の事を知りたいなら、自分たちで調査しな?陰でコソコソ調べてもさ、いいことなんて一つもないよ」
あの子達は、相当な覚悟で私に話しかけたのだろう。
日和の言葉に顔を赤らめて、今にも泣き出しそうな表情で去って行った。
その背中を、見送ることしか出来ない私。
やっぱり、レオくんの人気はすごい。
入学してたったの数日で、こんなにも女子を動かしてしまうなんて。
「こういうのはさ、最初できつく言っておかないといけない事だよ」
え? と日和を見ると、日和は肩をすくめた。