しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
『美羽。ちょっと出てこれる?みんなで集まろうって、バカ兄貴がうるさいのよ。あっ、柊先輩とレオくんも来るよ』
そんな電話がかかってきたのは、30分程前。
一息に話す日和に圧倒されて、断る事が出来ずに『うん』と返事をしてしまった。
休日はほぼ家で過ごすことの多い私は、日和から電話がかかってきた時にはまだ部屋着のままだった。
とりあえず髪をアップにまとめて、この前新しく買ったばかりの服を着た。
少し、化粧もしてみて。
大人っぽくしてみる。
別に、特別な意味はないんだけど。
先輩が2人もいるし、ガキだって言われたくないだけ……。
ホントに
ただ、それだけ。