しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
「んだよ……。ちょっとくらいいいだろお?」
柊先輩に叩かれた手を、ブラブラと揺らしている。
「おまえの“ちょっと”はちょっとじゃねー」
気をつけろよ。と、なぜか私の肩を抱きながら言う柊先輩。
えーと……。
肩を抱く必要はないのでは……?
私の心臓、はち切れそうなんだけど。
私の目の前に座っている日和は、前みたいに私を助けてはくれなかった。
楽しそうにニコニコ笑って。
おまけに、ウインクまで……。