☆叶わない君への想い☆
「ただいま」
って誰もいないんだよね…

私の両親は私が中1の時持病で他界した。


私は二階に行き自分の部屋に行った。



ピンポ―ン
誰かが来た。
きっと悠斗だろう…
私は玄関に行かず部屋の中にいた。


きっと悠斗のことだから勝手に家にあがってくる。

コンコン
ノックの音が聞こえた。
「結愛入るよ」
ドアが開いた。


悠斗が私の近くに来て私の隣に座った。


「話って何?」
私はさっきの話の続きが早く聞きたくてきいた。

「祐介に告白されたって本当?」


「なんで知ってるの?」
あの時教室には誰も居なかったはずなのに…

「本当だったんだ…。クラスの奴が話してたの聞いた」

「そっか…」

「返事したの?」


「1ヶ月だけ付き合うことになった」


「そっか。よかったな」
悠斗は笑って言った。
それを見て私は…


やっぱり私のことなんて
何とも思ってないんだ…


私はショックを受け
心にも思ってないことを
言ってしまった。
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