アトヒトリ。



学校へ行く道はそう遠くない。
歩いてすぐだ。



「おっはよ-っ」
「はよ-」


みんなの元気な声が響き渡る。


此処は結構、グレてる子が集まる高校。



私は、第一志望の高校に落ちて此処に来た。


別に中学からの友達がいるから別に嫌じゃないけど、親からの…特に父親からの視線が痛くて仕方なかった。


「つ-ばきっ♪」



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