アトヒトリ。


「とにかく…お願いだから早苗のことは話さないでっ!!!…あと吉岡のことも…」


郁美はそう言って机に顔をふせてしまった


しょうがないのかもしれない
友人が死んでいる
話したがらないだろう



「…ごめん郁美。」


沙織がもう一回謝った



「…」


郁美はそれ以上、何も話さなかった


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