アトヒトリ。



「何回も言うけど―っ"いじめ"じゃないってば。あ・そ・びっ」




そう、
いじめに加わることだった


「そうだよ~別に、皆ですれば罪悪感とかないよ?」
「ってゆか、元からないし?」
「向こうが悪いんだしさ?」



───でもなあ…



椿がいじめに加わらないのは、自分が経験したことがあったからだった。



絶対にしない



そう心に決めていたのだった。



< 6 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop