アトヒトリ。



血だらけで
もう呼吸のない沙織を影から髪の長い少女が携帯を握りながら見ていた





『…アトヒトリは、あなたよ…』





そう言ったとともに
沙織の通話中だった電話は


プツッと切れた




-end-


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