雨の中で君を待つ。〜詩集〜
誰も愛さえくれない
愛とは、本当に平等なのだろうか。
なぜ、愛されている人と、そうでない人に分かれるのだろう。
僕は後者の人間であるから、愛されない苦痛と辛さを知っている。
孤独も虚しさも全部、全部。
ふと思う時がある。
この世界中に僕を愛してくれている人がいるのだろうか。
誰にも必要とされない寂しさが、心を貫くように突き刺さる。
色々なところに愛が転がっているらしいけど、誰も1つもくれやしない。
小さな愛さえくれないのだ。
なんて不透明な涙。