sora


――「ったくもー!!ギリだったじゃん!!」

「いーじゃんか、もぉ…。中学ん時だって…」

「あのねぇ!!中学とは違うんだからね!!高校は、留年とかあるんだから!
 …もお、未亜は留年しそうだよ…。」

「んなことないって!!菜月が居るし、それに…」

「ん?どしたの?」

「さっき、私と同じよーにパンくわえて、友達に怒られてる男子が居たけど、その人、ネ クタイの色、青だったから!!」

「青ってことは…2年か。」


私の学校では一年生は赤、二年生は青、三年生は緑とネクタイとリボンの色が分けられてる。
あの時すれちがった男子は、青のネクタイしてた。

「だから、だいじょーぶなのだ!!」

私が笑顔とピースを菜月に向けると、

「ばーか。」

って菜月がデコピンした。


「いったぁーっ!!」

でも、2人とも笑う。


そして、

「よし!じゃぁ、部活行きますか♪」

「うん!」

2人で部活に向かった。

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