終止符。
「先に入れ」


男が命令する。


仕方がないので先に入った。


シャワーが古くてなかなかお湯にならなかったけど、男に体を見られたくないので、冷たいうちから浴びた。


間もなくすると男が笑みを浮かべながら入ってきた。

寒気がするのは水が冷たいせいじゃない。


べったりと全身を舐め尽くす様な視線。

「脱いだらすンごいねぇ~」
「そのおっきくて、柔らかそうなのに挟まれたいなぁ」
「その体で、今までどれだけの男を喜ばせたの?」


卑猥で執拗な言葉が浴びせられる。


「…後で沢山見れるでしょ。もう先出る」



精一杯睨みつけてやった。


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