終止符。
最後の日
あれから数日が経った。

そしてついに、長尾から父が明日帰って来るとの連絡を受けた。


ついに父と会わなければならない日が来る。

思えば初めは父の世話になるのが、嫌で仕方なかった。

けれど突然伯母の家に行く事になり…。

それならば父の元に行く方がマシだなんて、贅沢を言っている自分が居た。

それからこの家で見聞きした事により、来たばかりの時とは違う意味で、父に会いたいという気持ちが芽生えていた。


ある意味、増した憎悪と期待。

実際にこれから生活していく中で、どちらが競り勝つのだろう…?

全く予想がつかない。

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