終止符。
「ああ…そうだね。案内するよ」


私の部屋という所は一面青の壁で、木を所々に使った温かみのある造りになっていた。

それは家の他の部分とは大分趣が異なっている。


「気に入ったかい?」

「はい。あの…これって?」

「気に入ってもらえて良かったよ。好きだったろ?青色。ここだけ改装したんだ。俺がデザインしてだ」

「………」

「さあ、片付けないとな。手伝うよ」

「いえ…1人でできますから」

「…そうか、じゃあ居間にいるから何かあったら呼んでくれよ」

「…はい」


そう言い、父は部屋を出た。



私の好きな色、覚えてたの…?

私好みの、この部屋。

とても素敵だと思った。

それが逆に、居心地を悪くさせた。

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