終止符。
その気持ちを振り払う様にして荷物を片付けた。

ダンボールを開き、本を本棚に入れる。

服をクローゼットにしまう為に開けてみると、ハンガーや防虫カバーが既に入っていた。

こんな細かい所まで…。

父は洋輔の言う通り「変わった」のだろうか?

それとも徳田の話と照らし合わせ、元の優しい父に戻ったととるべきなのか?

いずれにせよ、私の記憶の中に焼き付いた父とは明らかに異なっていた。


なんだろう。


気持ち悪い。


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