僕と君
☆1 全てのはじまり
「おい、聞いたか安藤!?」
「石場か。朝から騒々しいしいな…。どうしたんだ?」
朝っぱらから元気なこいつは石場博人。まぁ、親友というやつか。
そんな石場が嬉しそうな顔でこっちを見ている。
「落ちついて聞けよ…。」
「出し惜しみするなよ。早く教えろって。」
俺はお茶を飲んだ。
石場が口を開いた。
「担任の山岡がさ…。」
「で?山岡がどうしたんだよ。」
山岡は俺らの担任だ。社会担当で女子に人気があるらしい。
けれど俺はそんなに好きじゃない。
なんというか…。女子に対して結構ひいきとかあるし。
女子はあぁいうのが好きなのか…とつくづく思う。
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