僕と君

HR


「おい、山岡じゃなくて教頭と校長が来たぞ!」
「やっぱり山岡は来ないか…。」
「おい!みんな座れー!!」

学級委員がそう言ったので石場は自分の席に戻った。
「じゃあ、またな。」
「おう。」




みんなが座ると教頭と校長が来た。
「では、挨拶して下さい。」
校長がそう言った。学級委員は立ち上がった。

「起立!礼!おはようございまーす!!」
「おはようございまーす!!!」

「はい。おはよう。」
校長は笑顔で挨拶をした。すると教頭が眼鏡をかけ、
「おはよう皆さん。皆さん知ってると思うが、担任のやまー…」
「はい!先生!!山岡先生エンコーしてやめたんですかー!?」

…っ!アホの石場!!ストレートに聞くな!!
これからはお前のことアホの石場って呼ぶぞ!!それか石場ではなく坂田だ!!!
なんでこいつと俺は友達なんだろう…。

「…おい、石場ストレートすぎねぇ?」
「私もそう思う…。手を挙げて何を発言すると思ったら…。」
「石場君馬鹿じゃない?」



うん。みんなそう思ったか!石場、少しは空気を読め…。
教頭と校長口を開いてしまってるぞ…。
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