ガラス
箪笥からTシャツを引っ張り出してあたしはリビングに


居候は肩身が狭いの


離婚、出戻り、


寂しい結末を打ったママは

仕事に。


リビングにはあたしの金色に輝く髪を見るにたえない

そう言い放ったおじいちゃん。


「おはよ…」


新聞から目を移して冷たい目があたしを認める。


キッチンに行って朝のコーヒー。


片手はタバコの箱。
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