ガラス
「やめなさい。」


むしり取られた箱はあたしよりも大きくてシワが刻まれた手の中グシャり、


潰れた


「…」


部屋に行こう、目にはいったのは壁のカレンダー。


誰かが書いた


赤い文字


歩のBirthday


そっか、


今日あたしまた年とるんだ

つまらない日々を過ごしていつか死ぬまで
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