キラキラしたあなたへ



教室には、2人、3年生と、クラスメートがいた。
私と杏奈は、そのしんみりとした、教室に入った。


すると、そこにいた3年生が口を開いた。


「あの、お名前は?」


すかさず、私は答えた。

「神無月 悠子です。」


それを聞いた3年生は、


「ああ、神無月の妹ちゃんね」


と言って、手を叩いた。

私は、席を案内されてから、席についた。


クラスは、やっぱりしんみりとしていて。


3年生がいろんな話題をもちかけていた。


何部に入る?
とか、
流行りのゲームやろう?とか、


でも、私も杏奈もみんな誰1人口を聞かなかった。


私は、緊張して辺りをキョロキョロ見回していた。
キョロキョロ見回していた間に、隣の人を見た。

そこには、佐々木がいた。
佐々木は、いつもいつも私にちょっかいをかけてくる奴でうるさいなあと思っていた。

でも、杏奈が、
「佐々木は、悠子が好きだから、そんな事を言うんだよ」


という。
だから、なんか意識してしまって。。。


ちなみに、佐々木は私の事を『ボス』というあだなで呼んでいた。
その呼び方で頭にきて、いつも佐々木を追いかけまわしていた。


佐々木がうるさくて仕方ない。


ただ、今日は佐々木が大人っぽく見えた。


学生服着てるからかな?

佐々木を見つめていると目が合ってしまった。


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