真珠
泣いてる麻友の背中をお婆ちゃんが優しく、ずっと擦ってくれてる…。
「お婆ちゃんはね、7回も流産したのよ。昔は医療も今みたいに進歩してなかったしね。」
え…7回…。
「可哀想だけど、これが赤ちゃんの運命だったのかもね。少しの間でも麻友ちゃんのお腹に居て幸せだったはず」
「産まれて来て、体が弱く、病気ばかりで苦しい思いをさせる方が可哀想」
「きっとまた麻友ちゃんの所に帰って来てくれるよ」
お婆ちゃんの優しく背中を擦る手が温かくて、しょうがなかった…。
「お婆ちゃんはね、7回も流産したのよ。昔は医療も今みたいに進歩してなかったしね。」
え…7回…。
「可哀想だけど、これが赤ちゃんの運命だったのかもね。少しの間でも麻友ちゃんのお腹に居て幸せだったはず」
「産まれて来て、体が弱く、病気ばかりで苦しい思いをさせる方が可哀想」
「きっとまた麻友ちゃんの所に帰って来てくれるよ」
お婆ちゃんの優しく背中を擦る手が温かくて、しょうがなかった…。