いちごみるく
好きになっちゃった♥aki
「おい!あき早くしろ!遅刻する!!」
そう言ってドアを勢いよく開け、私に向かって制服を投げつけてきたのは、
私の幼なじみの『南優斗』
「・・・」
たった今、目が覚めた私。『矢沢あき』
「・・・おはよ」
まだ眠い目をこすりながら、挨拶を返す。
「お前ね。いいから早く支度しろ」
優斗は笑いながら、私の寝癖がついている頭を撫でてくる。
「・・・優斗?」
「ん?」
「私着替えたいんだけど・・・」
近くに逢ったソファに座りながら、雑誌を読んでいる優斗に話しかけた。
「別に襲ったりしねぇよ」
「何変なこと言ってんの!!いいから出てってっ!!」
「はいはい」と納得したように部屋を出ていく優斗。
私は急いで、学校へ行く準備を始めた。