シャーペンと君とあたし
「帰って寝んだよ。」
確かに、目を開けてるのも辛そー…
なんかちょっと可愛いーし。
「で?お前はココで何してんの?」
あっ、そうだっ!
危うく本来の目的を忘れるトコだった!
「社会科準備室探してるんだけど
ぜんっぜん思い出せないの!」
「……んなことかよ。」
それだけ言って、歩き出してしまう俊。
え。ちょっと待って!
あたし置いてきぼりなわけ?
呆気にとられてると
俊が立ち止まって体半分振り返る。
「早くしろよ。」
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