シャーペンと君とあたし



けど、俺の頭には
焦ってる鈴の顔が浮かぶ。


…ったく。焦ってんじゃねーよ。




『でぇ〜?誰なのぉ〜?』


俺らは入るに入れず、とりあえず扉越しに
鈴達の会話に耳を傾けて様子を伺う。


正直、気になるし。





『えーっと、黒澤拓也くん…?』




は…?


た…くや?



何でだよ?

何でアイツが─…?



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