シャーペンと君とあたし
「何があったかは〜
鈴が自分で確かめてくればぁ〜?」
そう言って美奈は店の奥を指差す。
…なんだよ。
何回も何回も何回も、なんっかいも
あたしのこと避けてたくせに…
超、普通じゃんか。
じーっと見つめてるあたしに気付き
美奈がニコっと笑う。
この笑顔、なつかしい…。
胸がギュッと苦しくなって泣きそうになる。
「さっきは避けちゃってごめんねぇ?
美奈、黙っとける自信なくってさぁ。」
「え?黙っとける自信…て何が?」
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