シャーペンと君とあたし
「シャーペンの礼。」
「へ?あれくらいでお礼なんていらない。」
おもいっきり嬉しそーな顔といて
なに意味わかんねーこと言ってんだよ。
本当コイツは、素直じゃない。
「可愛くねーな。」
「うっ うるさい!
どーせ可愛くないですよーっ!」
フンッと拗ねるように横をむく
小さな姿に口元が緩む。
「ほんと。おもしれー奴。」
「もうウザイッ!ほっといて!」
ボカボカと俺の肩を叩いてくる。
…もっと酷い顔になってるっつーの。
.