シャーペンと君とあたし



「えっ?!もしかして謝るために
オレんとこ来てくれた系?」


謝ってきた鈴ちゃんの肩がビクッと上がる。



「べっ 別にいいでしょ?!」



…やっぱそーなんだ?

素直じゃないけど、やっさし〜ぃ



「俊もたまにでいーから
優しい言葉言わねぇかなぁ〜?」


オレの本音がポロリ。



「あの俊が?無理でしょっ?」


そう言いながらも
鈴ちゃんはふわりと笑った。




「……ひまわり」



今の笑顔、

パッと咲いたひまわりみたいに
キラキラ輝いてる…




― SIDE 宏人 ―


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