モザイク
一度電話を切り、番号を確認した。そして再びボタンを押した。同じだ。電話は繋がらない。
「この時間、学校には誰もいないのかい?」
「いつも夜遅くまで残っている先生がいるらしいから、まだいるんじゃないかな?今って三時くらいですよね?」
時計を見ると、長沢の言ったような時間だった。だとすれば、電話に誰も出ないのはおかしい。
<なんで、出ないんだ?>
神宮寺がそう考えた時、診察室のドアが開いた。桜井だ。
「神宮寺さんっ。」
「桜井、いいところに来た。この子たちを、安全な所に連れて行ってくれ。」
「わ、わかりました。」
桜井の大きな返事に紛れ込ませるかのように、神宮寺は桜井に耳打ちした。
「この子たちは感染している。注意しろ。」
桜井は小さく頷いた。
「この時間、学校には誰もいないのかい?」
「いつも夜遅くまで残っている先生がいるらしいから、まだいるんじゃないかな?今って三時くらいですよね?」
時計を見ると、長沢の言ったような時間だった。だとすれば、電話に誰も出ないのはおかしい。
<なんで、出ないんだ?>
神宮寺がそう考えた時、診察室のドアが開いた。桜井だ。
「神宮寺さんっ。」
「桜井、いいところに来た。この子たちを、安全な所に連れて行ってくれ。」
「わ、わかりました。」
桜井の大きな返事に紛れ込ませるかのように、神宮寺は桜井に耳打ちした。
「この子たちは感染している。注意しろ。」
桜井は小さく頷いた。