好きだと言いたい
「ふぅん…」
俺の返事に少し不満そうにしながらも、彩花さんはそれ以上何も聞いてこなかった。
何だか妙に空気が重いのは俺の気のせいだろうか…
そんな時タイミング良く頼んだ料理が運ばれてきた。
「わ〜美味しそ♪弘樹のハンバーグも美味しそうだね」
「じゃ少し食べる?」
「いいの?♪」
さっきの彩花さんは何だったのかと思うほど、いつも通りの彩花さんにホッとした。
「はぁ〜食べた食べた」
しっかりデザートまで食べた彩花さんは満足そうに最後のジュースを飲み干す。
「そろそろ出ようか」
「そだねぇ〜♪」