好きだと言いたい

「そのバンド好きなの?」


ただ自分が大ファンのバンドの曲が聞こえて思わず声をかけた。



だけど…


振り返った彼を見て息を呑んだ。



サラサラの茶色い髪、キリッとしてるのにどこか優しげな目元



座っていて分からないがスラッ高そうな身長にキュッと引き締まった体型



綺麗な鼻筋に薄い唇…



目の前にいる彼の一つ一つの全てに一瞬で惹き付けられた─…


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