夏空クレヨン
ブログ
「あー、恋したぁーい。彼氏ほしぃーい。」
少女がひとり、呟いた。
「今日の放課後、まさとにあうねん~」
またひとり、呟く。
「彼氏ってさ、おらんかったら欲しくなるけど、おったらおったでいらんくない?」
そして、またひとり呟く。
いつもと変わらない
昼休みの教室。
そこで、あたしたちは
いつもと変わらない窓際の席で、
いつもと変わらない風景をみながら弁当を広げていた。