妖士(ようし)

宮に・・・

「はぁ・・・。」

ため息をついた初姫は帝の御殿にいた。

広い部屋に一人で待たせられていた。

「帝はいらっしゃらないのかしら?」

呟いたその時。

「帝のおなりでございます。」

< 32 / 133 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop