妖士(ようし)
ほっと息をついた初姫は、自分の部屋に戻った。
「大きなお部屋ね・・・」
二人だけで使うにはもったいないくらいの広さだ。
乱れたままだった寝台(ベッド)を整えるとすることがなくなった。
自分は何をすればいいのだろうか?
「宮ってひまなのね。」
声に出して言ったその時。
「そのようなことはございません。宮様。」
静かに扉が開き織り姫が姿を現した。
「唐突に申し訳ございません。」
非礼を詫びる彼女に初姫は気にしなくて良いと告げると早速質問した。
「そんなことは無いってどうゆうこと?」
「宮様・・・いえ、初姫様は疾風様の奥方様。この国を護る方の妻として初姫様にもこの国をお守りする義務がございます。」
「えぇ幸から聞きました。」
幸の名前を出した途端に織り姫はぴくりと眉を上げた
「幸をご存知ですか?」
「えぇ・・・屋敷を案内してもらったわ。」
織り姫の豹変ぶりにたじろいだが自分は何も悪いことはしていない・・・。
「大きなお部屋ね・・・」
二人だけで使うにはもったいないくらいの広さだ。
乱れたままだった寝台(ベッド)を整えるとすることがなくなった。
自分は何をすればいいのだろうか?
「宮ってひまなのね。」
声に出して言ったその時。
「そのようなことはございません。宮様。」
静かに扉が開き織り姫が姿を現した。
「唐突に申し訳ございません。」
非礼を詫びる彼女に初姫は気にしなくて良いと告げると早速質問した。
「そんなことは無いってどうゆうこと?」
「宮様・・・いえ、初姫様は疾風様の奥方様。この国を護る方の妻として初姫様にもこの国をお守りする義務がございます。」
「えぇ幸から聞きました。」
幸の名前を出した途端に織り姫はぴくりと眉を上げた
「幸をご存知ですか?」
「えぇ・・・屋敷を案内してもらったわ。」
織り姫の豹変ぶりにたじろいだが自分は何も悪いことはしていない・・・。