妖士(ようし)
「今日・・・疾風に会ったの・・・」
妻の言葉にそうかと頷いた。
「あんなに大きくなったのね・・・奥さんまで迎えて・・・」
「あの子は気づいていたか?」
お前が母だと・・・と続けようとして琉妃に遮られた。
「私だと?まさか、式神達も気付かなかったわ。あの子がこのペンダントをしていたから私だって気付けたのよ。」
緑の石を手にとり言った。
これは、琉妃の母の形見だった。母が疾風を守ってくれるようにと、一つをあげたのだ。
妻の言葉にそうかと頷いた。
「あんなに大きくなったのね・・・奥さんまで迎えて・・・」
「あの子は気づいていたか?」
お前が母だと・・・と続けようとして琉妃に遮られた。
「私だと?まさか、式神達も気付かなかったわ。あの子がこのペンダントをしていたから私だって気付けたのよ。」
緑の石を手にとり言った。
これは、琉妃の母の形見だった。母が疾風を守ってくれるようにと、一つをあげたのだ。