だーるまさんがこーろんだ
私はたまらなくなり、学校を飛び出した。


どこへ向かってるかは分からない。


分からないけど、じっとはしていられなかった。

「はぁ、はぁ…っ」


走ってると、何故か隆を思い出す。


…辛いよ。


辛いよ、隆…


あんたは今どこにいるのよ…


連絡…しなさいよ…


私を、忘れたとでも言う?


…冗談じゃない。


私はまだまだ走り続ける。


気がつけば駅の前にいた。


< 25 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop