だーるまさんがこーろんだ
ついた先は、普通の公園だった。


ただ…ブランコもすべり台もジャングルジムもシーソーも、全部黒く塗ってあった。


その黒は異様な雰囲気はなかったが、どこもかしこもさびていたりはげている様子もなく、ピカピカとしていた。


「隆さん…この公園がどうかしたんですか?」


すると隆さんはニヤリと笑って


「ここに瀧高の篠原と小田がくんだよ」


は?


瀧高?


「瀧高の篠原と小田って…」


まさか…


「あぁ、前一回やってボロ勝ちしたとこだ。またうちの一年にちょっかいかけてくれたからなぁ。こっちだって黙ってはいれねぇよ」


「そう…ですか…」


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