だーるまさんがこーろんだ
そんな心配を抱えながら篠原たちを待っていると、一時間後、バイクの音が聞こえてきた。


「…きたな」


「…はい」


どんどん音が大きくなる。


だんだん…だんだん…近付いてきた。


だかこれは二台の音じゃない。


…何人いるんだ…?


「隆さん、二人だけじゃなかったんですか!?」


「…俺は二人でこいっつったがな…」


隆さんは少し汗をかいていた。


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