だーるまさんがこーろんだ
「…よぉ上杉。久しぶりだなぁ」


篠原が挑発するような笑い方をする。


「…俺の後輩を可愛がってくれたようじゃねぇか」


「んなことしたっけなぁ。覚えてねぇな~。つーか今日は指南はいねーのか」


「…春樹はいねーよ。その代わりコイツがいるじゃねぇか」


…俺…の…こと…か…?


「ほ~。見ねぇ顔だな。名前は?」


「…高倉愁」


「…覚えといてやるぜっ」


バキィ


!!


篠原はいきなり俺に殴りかかってきた。


…まともにくらった…


「お前らもやれ!!」


篠原のその声と共に後ろの奴らが俺達に殴りかかってきた。


殴られ、殴る。


その繰り返しだったが、人数の関係もあり、殴られるばかりになっていった…


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