【完】甘い恋愛授業



後ろでその光景を見ている藍沢くんは、「山崎さん?」と不思議そうな顔で見ている。

でも、私にはそんなコトを気にする余裕なんてなくて……


「あの、私……っ」

「なに謝ってんの?ゆきは、俺に謝んなきゃならないことでもしたの??」

「え…っと……」


ちゃんと言葉に出さなきゃダメって分かってるのに、簡単な言葉ほどなかなか出なくて……


「……あのっ」

「もうこの話しは終わり!さ、部活しよ部活!!」


パンッと歩くんは手を叩いて、無理やりこの話しを止めさせる。


あ……っ。



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