【完】甘い恋愛授業



そんな優しい声が聞こえてきて、パッと伏せていた顔を上げる。

そしたらそこには、いつも通りの藍沢くんがいて……


「じゃあ、もう俺は帰るから。またね山崎さん」

「は、はい!また…明日!!」


バレなかったぁ!と心の中で安堵しながら、私は藍沢くんに背を向ける。


「……山崎さん」


「あんまり時東には、近付かない方がいいよ」という声は、私には届かなかった……



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