【完】甘い恋愛授業
「……歩くんっ」
「ま、ゆきの場合は戻ってきただけでもまだ―――」
「ごめんなさいっ!!」
まだ歩くんが話している途中だったが、私はいてもたってもいれなくてその場で頭を下げた。
そしたら歩くんは少し驚いた顔で、「え?」と言葉を漏らす。
「あの、歩くん…怒ってるよね?私が、昨日休んじゃったから」
「は?ちょ…」
「だから、私……歩くんに、嫌われてっ」
「はぁ??」
歩くんは意味が分からないというような声を出すが、そんなの私にはお構いなしで……
「ごめんなさい。ごめんなさ…私……」