【完】甘い恋愛授業
「ど、どうしよう…」
膝を抱えて机の下にうずくまったまま、
これからどうしようかと頭の中で考える。
でも、やっぱり良い考えは思い浮かばなくて……。
「……俺のことが好き?」
「は、はい!!」
女の子はスカートの端をギュッと握り締めて、精一杯そう言った。
時東くんの告白現場。
実際、時東くんなら有り得ない話しじゃない。
だって時東くんは……
「学校一の王子様って、呼ばれてるもんね…」