【完】甘い恋愛授業
「ゆき、いきなりキスとかされたら絶対に拒むだろ?」
「はい、拒みます!」
ハッキリ言える。
絶対に拒む。
だっていきなりキスなんて、恥ずかしいしパニックになっちゃうし……
「だから、今のうちに馴れさせてんの」
そう言って、歩くんは私の耳に軽く唇をつけた。
「ん…っ!?」
ギュッと目をつぶって、なんとか歩くんのキスにたえる。
だって、もし長瀬くんと付き合えたとして、こんなことで嫌いになられたくない。
だから……