【完】甘い恋愛授業

「はひ？」と声を出した時にはもう遅く、私の唇に歩くんの指先が乗せられていた。

そして徐々に、歩くんは私に顔を近付けてくる……。


え？もしかして、これって……キス？？

ホッペとかじゃなくて、本当に口同士の……？？


「あ―――っ…」


―――ドキンッ


そんな風に、今までにないくらいに心臓が大きく跳ねた。


なんだろこの気持ち？

なんだか、心がポワポワ浮いてるみたいに……


「あゆ…む…くっ…」