【完】甘い恋愛授業
<三時間目>
≫科学室パニック!
「……課外授業…か」
日にちはたつのは早いもので、もう課外授業は明日へと迫っていた。
そして私は、窓の外の空を眺めながらそう呟いた。
だって、気付いてしまったから。
気付いてしまったからと言うより、この目の前にいる紗希ちゃんが…
「男と一緒に遊びにいくなんて、デートでしょ」
なんて言ったから……
「……で、何でいきなりゆきは“友達がある男の子と遊びにいくんだけどー”なんて質問してきたのよ?」