【完】甘い恋愛授業



「……歩、くんっ」

「本当にごめん。一人にさせて……ゆきを泣かせて」

「そんな……っひゃ!」


いきなり歩くんは“チュッ”と私のまぶたにキスをして、ソッと私の腰のラインを手で撫でる。


「あ、歩くん!?」

「女の子の涙は彼氏が舐めるの。覚えといて」

「は、はい。でも、あ……っ」


観覧車という密室で、こんな、歩くんにキスされるなんて……


たえられないよ。



< 247 / 454 >

この作品をシェア

pagetop