【完】甘い恋愛授業



「は、はやく観覧車おりないと!いや、でも今一番上で……」

「……ゆき」

「え?あ―――…」


いきなり名前を呼ばれたと思ったら、歩くんはそのまま私を押し倒してしまった。

押し倒し……た?


「―――つっ!!?」

「……ごめん。本当に」


そう言って歩くんは、どんどん私に顔を近付けてきて……


え? え??

いや、ちょ……


「歩くん、まっ―――!!」



そう言ってグッと歩くんの体を押した瞬間、私の呼吸が止まった。



< 249 / 454 >

この作品をシェア

pagetop