【完】甘い恋愛授業
そんな疑問が、頭の上にポワンと浮かぶ。
そして、もう一つ不思議だったのが……
「私、歩くんとキスして……嫌じゃなかった」
なんで??
そう思い首をひねった瞬間、キーンコーンと授業の終わりを知らせるチャイムが学校中に鳴り響いた。
もう放課後だ。
「ゆーき、今日も部活?」
「あ、うん。まぁ…」
私のちょっと変な返事に、紗希ちゃんは「どうかした?」と首を傾ける。
あー!もう、歩くんのことはいったん忘れよう!!
このことについては、本人に直接聞かなきゃ分かんないし……